和歌山・三重遠征③

 

9月20日AM4:30宿泊していた旅館を出発します。

本日最初の目的地は、真言宗の総本山「高野山」です。

最初は高野山内の宿坊にでも泊まろうと思ってましたが、今年開山1200年の節目の年。そしてめったとない連休の並びということで1カ月前のアプローチにも関わらず全く宿がとれませんでした。

そこで、可能な限り、近くの土地で宿の空いていた橋本市で宿泊したのでした。

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橋本市からは車で約1時間。夜道を疾走します。

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19kmって意外に近いように感じますが、高野山に行く道はほとんどがグネグネ道の山道です。しかもRがきついので運転にも気を使います。

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ただ、数年前にも一度来た際に、同じ道通りましたが比べ物にならないくらい整備されてて走り易くなってました。

こんな早朝より動いている理由は、駐車場の確保に不安があるからです。

高野山は割と無料駐車場が完備されていますが、訪れる人の方が圧倒的に多いので、すぐ場所が無くなってしまいます。

幸い早朝出たかいがあって中心地近くの一番いい位置の駐車場に停められました。とりあえず、ほ=3
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さーて、あとは観光するのみ。

といっても早朝すぎてどこも開いてない。

仕方が無いので、取りあえず高野山の入り口たる端っこにある大門にから順番に廻っていこうということになりました。

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夜明け前の街中を10分ほど歩いて到着。

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入口大門。上の板には高野山の文字が書かれています。

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さて踵を返し再び車を停めた中門前へ。

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この中門は江戸時代に焼失した物を、開山1200の今年に合わせ再建した物です。前回来た時は無かったのでその時の写真は逆に貴重かもしれない。

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中門の裏手の右側に安置されている増長天という仏神の像。これも焼失した物を今回再建した物です。胸に止まるトンボは、前にしか飛ばない「決して退却しない」という強い意志を表しているそうです。

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左側の広目天という仏神は、広く世の平和を見張る役目を負い、胸に止まるセミは、どこまでも声が届く存在を象徴し「すべてを見ている」ことの表現しているとのこと。

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朝の勤行も見る事が出来ました。

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そして、真言宗総本山「金剛峯寺」

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結構人も増えてきました。

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このオブジェちっくなものも1200年開山記念の物。

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丁度店も開き始めたので、お菓子屋さんに寄り、小腹を満たす事に。

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焼き餅、くるみ餅、酒まんじゅう、まずいはず無し。

腹ごしらえも終え三度歩きます。

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ちょっとした掘り物もかっこいい。

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金剛峯寺より歩いて15分位でやっと到着。

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高野山奥の院。日本中の著名人の墓標があり、さらに最奥の寺院内では弘法大師様が未だに勤行を続けていると謂われる場所です。

巨木に囲まれた静謐な小道をしばらく歩くと発見

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まずは信玄公の御墓から。

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ちなみに上杉謙信の御墓も近くにあるのは知ってたんですが、行きは慢心の為マップをもらってなかったので探しきれませんでした。
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私の出身県である、鹿児島県戦闘民族の長、グインシー島津の墓標。

首置いてけ!

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そして謂れのある姿見の井戸。

覗き込んで水面に顔が映らなかった場合・・・3年以内に死ぬらしいです。

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さいわいちゃんと映りました。

15分から20分位歩いたでしょうか。

奥の院への道のりは予想以上に遠かったです。

奥の院からは完全に聖域となり撮影等は出来ませんでしたが厳かな雰囲気が漂う、まさに聖域でした。

奥の院でマップをもらい、行きに見逃した著名人の墓所を巡りながら帰ります。

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割と奥の院から近い場所。書家、手島右卿先生の書碑。

SOUTA氏がこの旅で目的としていたものの一つ。

赤穂浪士の墓の目の前にあります。

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帰りは下りこう配が多いせいか行きより楽な印象。

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そして、行きには発見できなかった明智光秀の墓。入口はぬかるんでるし、墓石は割れてるし不遇。

石は何回か変えたけど、その都度割れるので信長の呪いと謂われています。

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こちらが、行きに見つけたれなかった上杉謙信の謙信廟。立派ですが本道からすこし外れているのでマップが無いと見つけにくいです。

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道中で見つけた「オオセンチコガネ」

分かり易く言うとフンころがしの一種。

ただ京都から紀伊半島に分布するオオセンチコガネは、別名ルリセンチコガネと呼ばれ、幻妙な緑色の光沢のある体色をしています。九州出身なので初めてみました。綺麗です。ウンコ食う虫ですけど。

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奥の院の鬱蒼とした林道を出たらすっかり日が上り、抜けるような青空。

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写真もよく映えます。

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折角青空になったので、朝に一度まわったんですが、高野山のシンボル、根本大塔を写真に収めに戻ります。

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20分程掛けてもどります。あるいてばっかりや。。。

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とても大きな朱色の大塔は空の青に良く映えます。

ちなみに内部には大日如来の仏像とそれを囲むように仏画、高僧の肖像が配置されており、曼荼羅を立体的に表現したものとなっているそうです。

そうこうしているうちに早くも11:00近く。早朝より活動しているので腹ぺこです。

折角高野山にきたので、精進料理を手軽に食べられる人気店「さんぽう」さんという店に行きました。

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はい、行列。開店10分前でご覧の在り様。

しかも、精進料理で回転が悪いので、この旅一番の待ち時間。凡そ一時間待ちました。

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12:00ちょいすぎ、やっと入店。

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花籠弁当(2200円)

精進料理の詰め合わせ。胡麻豆腐を主体に煮る、揚げる、炒めるで野菜を様々な手法で料理されています。素材の味が楽しめます。

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胡麻豆腐鍋(1300円)

風味豊かな胡麻豆腐を、きのこの出汁が利いたスープと共に頂きます。私は丁度良かったけど、結構胃の大きい方には物足りないかも。

満腹になったところで、次の目的地へ向かいます。

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高野山を出て、高速道路で紀伊半島の突端の方へ。

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途中のパーキングエリアのトイレ。

最近はどこのPAでもSAでも、トイレが綺麗なので良い時代になりました。

2時間ほど走って到着。南紀白浜。

まずは、白浜市にある「とれとれ市場」という総合市場へ向かいます。

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むっちゃでかい駐車場。でも満車。

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市場内では海産物を主体とした生鮮食品、土産物、フードコート等が入ってて色々楽しめます。

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とりあえずお土産購入。

市場を出た後は、円月島という島と沈む夕日を撮影しようと思ったのですが、日の入りまではちょっと早い時間帯。

そこで急きょナビに表示される目に着いた名所に向かいます。

その名も「鳥ノ巣泥岩岩脈」

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信じられるか。海面から2M程の高さの道路にガードレールが無いんだぜ。。。しかも道幅は車1台分。

小さな岬の細道を慎重に進んで到着。

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このちょろっと出てる岩が、それらしいんです。

しかし満ち潮時には水没しちゃうらしく、全景は拝めず。

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数キロに渡る地割れから泥が噴出して固まった日本でも有数の貴重な地形とのことです。

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帰り際その岬の入り口で平和公園の看板があったので時間つぶしついでに行ってみました。

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海沿いに小道を歩いて行くと、崖に囲まれた広場が出現。壁には洞窟があります。

近く看板を読むと、なんとその洞窟は日本軍の遺構。爆弾を積んだ特攻ボート「震洋」で入り江に侵入した敵を攻撃するための施設でした。

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片方の洞窟にあったこの船が、おそらくその特攻艇のレプリカ。何か気まぐれに入った割に結構すごいものが見れました。

さて、時間も良い感じになったので、目的の円月島へ向かいます。

車を止めて海岸沿いにアングルを探していると、途中に足湯がありほっこり。

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ちゃぽーん。

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この奥に見える島が円月島。

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小島の中央に穴があいておもしろい形の島です。

この穴にすっぽり太陽が落ちる日もあるらしいのですが、今回はかなりズレズレでした。でも良い写真が撮れたので良し。

さて、日もすっかり落ちて、本日の宿泊地に向かう前に、日本3大古湯の一つ、白浜温泉を堪能しましょう。

先程のとれとれ市場に隣接するとれとれの湯に向かいます。

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西日本最大級の温泉施設だとか。

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確かに、肌がすべすべになる良いお湯だったんですがサウナ、露天にも設置されてるTVで流れてた鉄腕ダッシュにはまってあんまり施設の記憶が希薄な事に今気づく。

ほこほこな体で本日の宿泊地「ペンション南国」さんへ向かいます。

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細道に入った場所にあって結構見つけるのに苦労しました。

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昭和感がね・・・

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凶器の定番灰皿。

部屋に入り落ち着いたところで晩ご飯の画策。しかし、検索したところこの白浜の町の飲食店はほとんどが9時閉店という早じまい。

時間はすでに8時半を回ってたので、コンビニ飯も覚悟していたところ、10時までやってる店を発見。

宿から車で10分ほど走った場所にある「大皿惣菜まぁる」さん。

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選択の余地なく選んだ店で、もう食えればなんでもいいや。と思い行ってみましたが。結論から言うと頼んだメニュー全部おいしくてうれしい誤算。

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タコ唐揚げ。タコが新鮮なのがわかる。噛むたびにうまみが。車だったのでビールで流しこめないのがつらい。

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チキン南蛮。玉ねぎのシャキシャキ感とカリッと上がった鳥天の組み合わせでまずいはず無し。

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パリパリサラダ。ジャガイモの細切りを揚げたもの。スナック感覚でぱくぱくイケル。

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白魚の唐揚げ。白魚揚げたの初めて喰いました。あっさり塩でおいしい。

うーん揚げものと揚げものと揚げものと揚げもので、揚げものがかぶってしまった。

おいしかったけど計画性の無さを反省しつつ、宿に戻りこの日は就寝。

続く

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