カテゴリー別アーカイブ: 雑記

H28.5鹿児島遠征②

鹿児島遠征二日目。

朝六時頃起床。テント泊は日差しで強制的に目が覚めます。

さて、本日の予定はせっかく開聞岳のお膝元まで来たからには制覇したい、ってなわけで開聞岳へ登山します。

DSC02869

宿泊した公園の広場からすでに登山道の案内があります。

午前7時出発!

DSC02872

朝の陽射しに照らされる新緑の開聞岳はとっても綺麗。

DSC02878

広場から5分ほど歩くと、いよいよ本格的な山の中に入っていく雰囲気になります。

DSC02879

結構高い土壁が横にせまり、水の通り道のような感じの道。

DSC02886

また、元々火山なので地面が細かい玉砂利の様になっており、踏ん張りが利かずに歩きにくい。

DSC02891

なんとか4合目到着。

ここまで30分

DSC02892

ここからちょろっと階段。

でも山の階段は太ももの筋肉疲弊する気がしてあんまり有難くない。

DSC02902

木々の隙間から見える光景が大分高くなってきました。

DSC02908

七合目到着。登山開始から1時間15分。

同じ百名山でも前回登った祖母山とは全然登山の印象が違います。

独立峰だと景色の感じも、距離感も変わらず一定に進む感じなので淡々という作業感で、起伏を踏破していくタイプの山とは、また違ったしんどさを感じます。

DSC02916

7合目からは大きな岩が出現し始め山の感じが大分変ります。

DSC02921

死にはしないけど落ちたら大けがクラスの斜面が結構登場。

でもダイナミックな動きになるので自分は結構好き。

DSC02928

そんなこんなで9合目。あとすこし!

DSC02931

おお、高い高い。

海の位置が前の画像と比べると左側になっているのでお分かり頂けるかと思いますが開聞岳の登山道は上部付近で山をぐるっと旋回する様な登山道になっています。ですのでここから見えるのは先程の風景の山の反対側です。この先には枕崎市。ずーと行くと長崎の方を向いています。

DSC02961

そして、ついに頂上の文字が!

DSC02988

登頂成功!

時間は10:00。登山開始から3時間。

コースタイムとしては3時間10分らしいのでほぼ時間通り。

DSC03008

その後無事に下山できました。

12時20分。帰りは2時間20分で下山。

帰りも2時間30分がコースタイムらしいのでほぼ平均位のスピードで降りれました。

開聞岳は標高は1000Mいかないのでそんなに高くありませんが、低い海抜から登り始める事。火山質な土壌で足場が悪い事など、そこまで容易な山ではありません。

特に、通常下山時間は登りに比べある程度短縮出来るのですが、先程書いたとおり足場が悪いので予想を超えて下山に苦戦します。

途中にヘリコプターの救助ポイントがいくつかある事からも判る様に、鹿児島県内では二日がかりで登る屋久島の宮之浦岳と次ぐ位遭難件数があるとか。

登る際は余裕ある時間と、万全の装備で臨んでください。

あと水場が全く無いので水の用意も忘れずに。

DSC03019

登山で消耗したので疲労と汗を流すため、指宿名物の砂蒸し風呂にやってきました。山川砂蒸し温泉という施設。

DSC03016

ずっしり重い砂の中でじりじり蒸されます。

以前別府でも体験したのですが、気持ちは良いんですが、砂の圧力の為かその後、猛烈な睡魔に襲われ、帰りの高速がマジ危険なレベルで大変だった事が軽いトラウマになっています。

今回は、この後の予定が最悪路肩に止まれる一般道であって精神的に楽だったのか、そこまで睡魔に襲われる事はなかったです。

お風呂に入ってたりなんかしたら午後2時近くになってしまいました。

お腹がペッコペコでしたので、近所で評判の良かった「くりや旅館」さんの食堂で、遅い昼食にする事に。

このお店の昼営業が幸い3時までやっていたのも運が良かったです。

温泉から30分ほどで到着し。早速注文!

DSC03028

お昼時間ぎりぎりだったため、貸切状態。

DSC03025

同行の友人注文のカツオのたたき定食。910円

ちょっとお裾分けでしてもらったんですが、にんにくと玉ねぎがどっさりで薬味のも利いていて、カツオで有名な枕崎の近くだけあって魚の味もしっかりしてて絶妙なハーモニー。バリうま!

DSC03026

私注文、黒豚とんかつ定食1150円

鹿児島県民ですが、良く良く考えるとまともな黒豚って初めてな気がしました。

やっぱ全然違いますね。まったく癖の無い肉質と脂身のとろけるような甘みはほんとに違う。あっというまに無くなっちゃいました。

DSC03020

近くの枕崎がカツオで有名なとおり、山川というここら辺でも鰹節が名産みたいで削りたての本枯れぶしを一皿100円で注文できるとの事。うまそうという訳でオプション注文。

ちなみに本枯れぶしとは、カビをつけて長い時には1年以上熟成した鰹節の事で、そのような工程を経てうまみが凝縮された鰹節です。

スーパーで売ってるような鰹節は大体が熟成させる前の行程の段階で削った荒ぶしとよばれるもので本枯れぶしはなかなか味わう機会がありません。

DSC03024

そしてやってきた鰹節。とても良い香り。

ご飯にかけて醤油を少したらして食べると素材が良いだけにシンプル且つ最上のおいしさ。おいしんぼとかで出てきそう。

このままお湯にパサッと入れて薄口醤油足らしたらそのまま極上の御吸い物になりそうです。

鹿児島グルメを堪能しお腹も一杯になり、午後3:30頃に店を出ました。

福岡まで4時間なんで帰れなくは無いんですが、もう1日休みに余裕があったので急きょ、テント張れるところを探し、鹿児島でもう一泊することにしました。

DSC03035

やってきたのは枕崎市火乃神公園キャンプ場。

海が目の前の風光明媚なキャンプ場です。残念ながら天気が悪かったんですが、晴れていたらとっても綺麗な景色だと思います。

DSC03034

テントセット!大分なれました。5分あれば立てられるかなー。

DSC03049

しばらくすると日も暮れてきたので近くのスーパーで夕飯の買い出し。

昨日に引き続き刺身やミミガー等の地産っぽい食品を手に入れました。

DSC03045

アウトドアの食事の際は、意外に地面が凸凹してるので、皿や飲み物を置くのに結構気を使いますが、そんな中で前回紹介したこの携帯テーブルが大活躍。スムーズに買ってきた惣菜を広げられストレス無く食事が楽しめます。

いつもは炭火で肉焼いたりの晩飯なんですが、めっちゃうまい反面後片付けが大変。炭火台洗ったり、焼け残りの炭処分したり結構食後のストレスが多いです。

でも今回導入したテーブル+地元の御惣菜のご飯は炭火焼にはおいしさは劣るものの地元の味を堪能出来るし、なにより片づけがめっちゃ楽。

面倒くさがりの私にはとても魅力的でした。

お酒も入って 本日も健康的な時間に就寝。

翌日は朝から一気に福岡を目指し、途中でお昼を取りました。

植木ICを降りたところにある永楽さんという丼もので有名なお店だそうです。

DSC03058

お昼はややすぎてた時間ですが結構来客がありました。

本当は熊本っぽい馬肉を使ったどんぶりを食べる予定でしたが、限定品の為残念ながら売り切れ。

他のメニューを頼みます。

DSC03060

ビフテキ丼880円

友人注文のバターの風味が利いたステーキ丼。

例のごとくお裾分けもらいましたがお肉も柔らかくうまい!

DSC03061

かつ丼600円

私注文の定番のかつ丼。ふわふわの卵で閉じられたスタンダードなかつ丼。当然うま。

そして価格見てわかる通りボリュームの割にはとてもリーズナブル。

旅の締めとして良い舌の記憶となりました。

てなわけで、初の2連泊キャンプでの旅になりましたが予想より身体に疲労も出ず、いける事が判ったのが収穫です。

時間さえあれば行動範囲がぐんと広げられる事が分かりました。

今後も少し無茶な感じでお出かけしていきたいと思います。

 

鹿児島遠征・・・END

H28.5鹿児島遠征①

混雑が予想されるゴールデンウィークをずらした翌週の週末。

有休で一個休日付け足して、友人と鹿児島旅行に行ってきました。

鹿児島出身ですが、鹿児島ともいえないような僻地なんで、市内以外は逆にあんまり行った事がないです。

目指すは鹿児島の指宿市。

さつま半島の突端位のところです。

でも調べてみると4時間位で行ける感じなんで、尾道とか萩に行くのとそう変わりません。どっちも日帰り観光した事あるので全然余裕の距離ですね。

そんなこんなで高速乗ったんですが、渋滞にはまりさっそく1時間ほどつまずく。

熊本地震の影響かと思ったけど単純に多重事故でした。

DSC02717

1時間もロスっておなかがへっちゃったので宮原SAによってなんか食べることに。

DSC02719

ちゃんぽんとかラーメンとか色々あって迷ったんですが安定のうどんで。

DSC02720

宮原うどん650円

具材全部乗せのうどんでこの値段はなかなかお得。

福岡のうどんに飼いならされてたら細めのコシのあるうどんが、なんか新鮮でした。

地震の影響で熊本IC当たりは結構道路にダメージ残ってて片側通行とかさせられましたが大きなロスは無く、無事鹿児島入り。

指宿って文字が見えたので、ナビの案内とは違う指宿スカイラインという有料道にのってみる。

しかしこの道、幅が狭く、グネグネ。全然とばせない。

ナビが案内しなかった理由がちょっぴり判りました。

DSC02725

でも、山の上をずーと走らされてる感じなのでところどころ展望台があって眺めはよかったです。

久々の桜島!

DSC02730

さらに走った展望台で開聞岳!

道なりに行ったらイッシーで有名な池田湖湖岸に到着。

DSC02750

ネッシーブームの時に湖面で目撃されたという怪物イッシー

正体は大きな鰻ではという説があります。

DSC02735

道脇には昭和感あふれる土産物店

DSC02737

子供のころ見た事のある缶つぶしマシーン。

時が止まっている。

DSC02739

イッシーの模型にツタが絡みついて怪物感がアップしてました。

DSC02740

この湖、大きさもさることながら実は水深230M以上あるとのことで怖い。

湖岸をぶらついて満足したところで、お腹も減ってきたので移動しながらお昼の検討。

丁度行きがけに「そうめん流し」で有名な唐船峡をとおるってことで鹿児島っぽいしそこに決めました。

鹿児島はそうめん消費量日本一。

夏に外食と言えば そうめん・・・という噂を鹿児島の僻地で聞いた事があります 。

実際そうめんの具に缶詰のみかんとかチェリーとかが入ってたりする御家庭も多く、独自のそうめん文化が根付いています。

DSC02757

さすが鹿児島だけあって福岡と比べて明らかにあったかい。5月初旬ですが十分そうめん日和でした。

DSC02762

水が綺麗です。帰りに了解をもらって汲んで帰りました。

DSC02764

DSC02763

行きがけに食べたうどんの影響もあったので、軽めに川魚料理がついた、そうめん定食(1650円)に1人前のそうめん(510円)を追加して注文しました。

DSC02766

ちなみに、このように装置でまわして食べるスタイルを「そうめん流し」

竹樋に落として食べるみんながイメージするスタイルは「流しそうめん」

似てますがちゃんと区別があるそうで、鹿児島県民のこだわりを感じます。

DSC02768

独特の雰囲気がある店内。なんとなく昔行ったスパリゾートハワイアンを思い出しました。

DSC02770

おそらく20年以上ぶりのそうめん流し。

改めてやってみると結構楽しい。

そうめん自体も一人暮らしではなかなか食べないし、かといって外食で出してる店もほとんどないので久々に口にする気がします。

鹿児島独特の甘めの麺つゆもおいしくツルツルいけちゃいます。

でもそうめんってグラムあたり、なにげにうどん3倍位カロリーあるんですよね・・・

DSC02772

川魚も良い風味でうまい。鯉コクなんかと共に堪能しました。

渋滞の影響でこの時点で3時頃で、中途半端な時間になってしまい、観光するにはちょっと時間があやしいので、先に本日の宿泊地の確認に行く事にしました。

DSC02778

やってきたのは開聞岳のふもとにある、「かいもん山麓ふれあい公園」

本日はここでキャンプ泊。

実際来てみると、かなりしっかりしたキャンプ場だったのでテント盗難等の危険は少ないと判断し、先に設営することにしました。

DSC02777

キャンプ場使用は有料。テント一張り1230円

ただし、行った日が平日だったため平日割で半額610円ですみました。

駐車場前にある管理棟で支払います。

DSC02779

登山客も多いので管理棟内の売店もキャンプ用品から、登山関連の用品まで結構充実しています。

DSC02780

御当地サイダー。うまし。でも超普通。

DSC02784

キャンプ区画は駐車場の横から広がる広大な芝生の広場。

ゆるやかに傾斜がついてますがところどころテントが張り易いように平たく造成されています。

DSC02786

駐車場近くだと夜間騒音がする事もあるため、やや奥まった場所に決めて設営。設営時は車を園内の道を使って横付け出来ます。

DSC02787

開聞岳がちらちら

DSC02788

設営完了!このテントかなり減価償却してます。

DSC02790

今回取り入れてみた携帯デスク&チェア、畳むと旅行バックみたいにコンパクトになります。

実はかなり昔に自宅の作業用にいいかなと思って購入してみたんですが、長時間作業には座り心地が悪く使わなくなって死蔵していたので、もったいないからあんまり期待せずに持って来てみました。

しかし結果から言えば野外だと広い天板に椅子まで付いてたら食事から作業から超便利。

アウトドアグッズとしては重い部類に入るんで車移動時じゃないと使えませんが、今後のキャンプの主力になりそうです。

設営も完了し、陽気な天気下での設営でじんわり汗が出てきたので近場の温泉へ行く事にしました。

DSC02812

15分ほど走ったとこにあるヘルシーランド・玉手箱温泉。

DSC02813

露天が絶景のガイド本常連の温泉だそうです。

現地についたら駐車場脇から間欠泉の様な煙が豪快に噴き出してみたので、なんとなしに行ってみます。

DSC02794

行ってみると山川製塩工場跡という、昔の製塩工場の遺構でした。

DSC02798

湯気と温泉成分が固着した岩、古い配管など独特の趣があり意外に見ごたえがあります。

DSC02801

写真映えする施設だったのでとても楽しめました。

一通り遊んだので駐車場に戻り温泉にGO!

大人510円で入浴料も安い。

DSC02802

お風呂の中は撮影禁止ですがさっきの製塩所で撮ったこんな感じで開聞岳と海とお湯を満喫できます。

1時間ほどお湯につかり出た時には日が傾き始めています。

DSC02815

うーん絶景!

この太陽が地平線に沈む前後はどんなとこ写真に撮ってもいい感じに写るマジックアワーと呼ばれるボーナスタイム、帰りがけに近くにあった景勝地をザクザク廻ります。

DSC02821

長崎鼻という岬から見える開聞岳。

薩摩富士の別名の通り美しい山容です。

DSC02842

こちらはJR日本最南端の駅、西大山駅。

丁度3時間ぶりの電車が来たんですが、乗客がいたので遠慮してしまいいい感じの写真が撮れなかったのが心残り。

ここいらで日もとっぷり暮れてしまったので、帰りがけ鹿児島県民御用達のスーパーAコープに寄ります。

お惣菜と枕崎が近いのでカツオのたたきを買ってキャンプ地に帰参。

DSC02860

スーパーの売れ残りでもカツオむっちゃうまい!

おいしいおつまみで酒かっくらったら蓄積された疲労が押し寄せてきました。

夜9時。健康的な時間に就寝して翌日のスケジュールに備えます。

鹿児島遠征①完