H28.3祖母山リベンジ登山&水中鍾乳洞

前回祖母山を攻略できなかったのが、もにゃもにゃしてたので一人でリベンジに行ってきました。

前回も書きましたが、祖母山登山の所要時間は往復で6・7時間位。午前中に登り始めなければ、日が暮れてしまい危険です。

しかし山の麓まで4時間かかるため、前日に前乗りして車中泊で朝一に攻める事にしました。

仕事終わりの6時過ぎ位に高速に飛び乗り、一路大分方面へ。

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途中の大分自動車道の山田SAで腹ごしらえ。

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ポスターがうまそうだったので味噌ラーメンをチョイス。

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うん、味噌ラーメンは醤油や塩とちがって大きく外す心配がない安定感が良い。おいしくいただきました。

そして夜の山の細道を1時間位一人で走る。バックミラーとか助手席がなんか気になる。

山の断崖よりも、ここが一番胆力がいりました。

夜10時前回の駐車場に到着。寝袋で就寝。

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テント泊経験してたら、冷え込みがそこまでないし、シートはふかふかだし車中泊って結構快適と再発見。

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翌朝7時に出発。

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『待ちに待った時が来たのだ!
先日の撤退が無駄で無かったことの証の為に・・・
再び百名山制覇の理想を掲げる為に!
宮崎最高峰登頂成就のために!
ソボサンよ!私は帰ってきた―――!! 』

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てなわけで、一回通ったルートでソロなんで、写真は前回撮ってるし、人も何もいない山道撮る意味もあんま無いので前・中盤はほとんど写真も撮らず、ただただ足を前に出すだけの簡単なお仕事。

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前回のとこまで比較的サクッと到着。

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足元は霜柱だらけ。だが、それがいい。

こいつらが融けて泥濘になると、滑るし靴の目が詰まるし危険です。

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分かりづらいですが崖にボロボロの木で足場の道になってます。

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当然落ちたら死ぬ。

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木々の隙間から見える眺めよし。位置的には熊本の高森町付近かな?

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足元1足分位の場所に横鎖場。落ちたら死ぬ(大事なことなのでry)

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足場の悪い尾根を慎重に進みます。

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やったぜ。

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ここらへんは、木がまばらになって日当たりが良く、前述した氷が融解し滑って危険。

木や草を利用しなるべく踏まないよう進みます。

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九合目の文字が。ちなみに祖母山には九合目に山小屋があります。

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やっと山頂の文字が見えました。

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折角なので山小屋も覗いて行きます。

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有料トイレ

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登山道の逆側に山小屋入口。

予約すればここで宿泊も可能です。

寝ている人がいるかもしれないのでここらで退散し山頂を目指します。

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これだけ高いと山頂付近は雪景色。

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高い(小並)。

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山小屋から15分ほど足を進めると周りの風景が開けて来ました。

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そして無事登頂達成!

山頂には10:15に到着3時間ちょいで割と早めのペース。

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風が吹きっさらしなのでガンガン体温奪われちゃう。

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別ルートみたいだったけど進んだら死にそう。

という訳で寒いし10:30にささっと撤退

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2回ぐらい足グネリましたが大したことなく無事麓までおりれました。

駐車場着が12:10。

下り1時間40分はちょっと飛ばしすぎた気はします。

登り降りで計4時間55分。良い登山でした。

なにはともあれ、カロリーすっからかんなので、道の駅「きよかわ」に立ち寄りお昼をとる事に。

この道の駅。沢山食堂が入ってて迷いましたが、大分名物鳥天に後押しされて入店

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田舎八(いなかや)さんという豆腐メインの店。
ですがいろんなメニューもあります。

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鳥天に豆腐関連の小鉢がついて750円。このボリュームは満足感高い。味も、もちろんおいしかったですよ。

お腹も膨れて、予定より早く完登してしまったので近隣を観光しながら帰路に着く事にしました。

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ここら辺は本当に水が綺麗。

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さて、道の駅から川伝いに遡上する事20分ほど

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以前から気になってた稲積水中鍾乳洞に到着。

ここは日本最大の珍しい水没した鍾乳洞。

それをメインコンテンツにした複合テーマパークみたいになってます。

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入場料を払い施設内へ。

ゲートから右側に進むと、おもちゃ館の看板がありはいってみます。

入り口前では30秒ぐらいの解説が営々とながれています。

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奥の方にはソフビや小さいおもちゃ等がごちゃっと展示されています。

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ぐるっとまわっていくと毛皮の敷物や太鼓みたいな民芸品?

お。おもちゃ館。。。とは。

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そしてショーケースのやる気がどんどん減少していき

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やっぱりな。。。

でもこの昭和の展示施設みたいな雑な感じはかなり好き。

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おもちゃかんを出て右に進むと巨大仏像群。

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仏像の後ろをみてたら突然カナマラ様が登場。

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仏像の足元には生きた白蛇が居ます。

なんか前、別府の山の上の御城みたいな施設でも白蛇触らされました。大分県民の白蛇信仰は異常。

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仏像の脇をすり抜け、恐竜のオブジェのある先程のおもちゃ館の裏手から別ルートへ。

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きょうりゅう⇒たぬき

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きょうりゅう⇒たぬき⇒さい

オブジェの統一感とか一切気にしない潔さ!

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そしてそのまま進むと普通に山の中にいってしまう大胆な設計。

匠の遊び心が光ります。

ので、引き返す。

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きょうりゅう⇒たぬき⇒さい⇒龍

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奥にある、水が落ちてるのに固定されているように動かない、レーゾンデートルを考えさせられる水車もポイントが高いです。

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さらに奥にある・・・もうここらにしときます。

右手をみると開世美術館という建物があり、折角なので入場。

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やたらビッグネームが多いのが逆に心をざわつかせます。

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入ってすぐある案内板

売っちゃうのかよ!

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斬新な付箋の解説。

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梅原龍三郎とか割とビックネームなんですが。。。

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なんか逆に凄いのが隠れてそうな気がしてくる。

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トーベヤンソンも来たみたいです。

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さて、いよいよメインイベントの洞窟内へIN

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洞窟内はひんやり。寒いほどではありませんが。

解説によるとこの鍾乳洞。子供が川遊びしてる際偶然見つけたとの事。こんな穴見つけたらコワイ。

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洞窟内は結構結構長く途中で2つに分岐があります。

まずは入って左の分岐に進み突き当たり。開発中だそうです。

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未知なる空間期待してます。

分岐に戻り右側のルートに。

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鍾乳洞独特の奇岩がなかなか見ごたえがあります。

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東南アジア系の御尊顔の仏像とそれを後押しする50バーツ札。

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突き当たり。開発予定!!

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この左のロープを命綱に奥に潜っていくそうです。

想像しただけでこえ~。    どうしても岡山の地底湖行方不明事件を思い出す。

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闇、閉塞感、大量の水、深い穴といった人の恐怖感をあおる要素てんこ盛りです。

鍾乳洞を出て進むと

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え、エルビソポレスリー?

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ポレスリーの横の扉をはいっていくと、昭和の町を再現したセット

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ボロボロ。

さわらないでとかも書いてないふとっぱら展示なのでそりゃこうなっちゃいますよね。
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溢れるほどのおもちゃが展示してありながら、なぜおもちゃ館をあんなに冷遇するのか。。。

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外のビンコーラ販売機も非稼働でした。

この雰囲気の中すげー飲みたかったんですが。

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という訳で稲積水中鍾乳洞を堪能し、無事に帰路についたのでした。

わりと、まじでもう一回来たいですね、稲積水中鍾乳洞。先述しましたが、昭和のテイスト溢れる大雑把なこういう施設はとても好きでした。

みんなも行こう稲積水中鍾乳洞!

H28.3宮崎県最高峰祖母山登山

最近ちょこちょこ登山の真似ごとみたいなことしてましたが、折角登るんなら名のある山に登ってみたいとの思いから、宮崎県最高峰で日本100名山の一つ「祖母山(そぼさん)」に友人と登りに行く事にしました。

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高速で大分自動車道湯布インターおりてから、下道で2時間程。

九州のほぼ中央に位置しているので結構時間がかかります。

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行きがけだったので寄り道した「原尻の滝」

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その、姿から東洋のナイアガラとも言われているらしいです。

春の陽気と共に結構見ごたえがありました。

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原尻の滝を後にして、本日はこの河原でキャンプ。

かなり本格登山なので昼過ぎて登るのは無謀です。

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カワセミ公園というこのキャンプ場は清流の川が流れるきれいな場所です。河原でのキャンプは初めてでしたが、テント張る前にきちんと整地すれば、わりと快適に寝れました。ただ、明け方めちゃ冷え込むので防寒対策は必要ですね。

日は明けて翌日。宿泊地の公園からおよそ一時間、細い山道を分け入り到着。

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祖母山尾平登山口。

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いざゆかん!

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目の前には霞むほど高くそびえる山容が。

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もちろん一般向きでお願いします。

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つり橋を渡り

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清流を渡り

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しばらく登ると整備させた林道に出ました。
このルートであってるのか?と若干不安になりましたが

しばらく進むと無事案内板発見。

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ちなみに登山ルートには上記の写真のようにピンクの紐が括りつけてありそれを目印に進みます。

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山の頂が少しづつ近づいてきた気がします。

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と思ってたら、まだ標高1200m祖母山はザックリ1700mあるのでまだまだゴールは遠い。

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結構急峻なルートもあるので危険度も高いです。

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そんなこんなで何とか祖母山山頂の案内が出てきました。

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どうもここからは尾根伝いに山頂を目指すようです。

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やっと1500m到達。あと200mって書くと近そうですが、標高の距離は全くあてになりません。

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確実に落ちたら死ぬエリアに入ってきた8合目付近。

ですが同行した友人のスケジュールの関係があり、ここで登頂断念。

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左上の出っ張りが山頂。

しかしこのとき13:00。9:00頃の入山でしたので約4時間。帰る時間考えるとここで撤退は英断だと思っています。

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帰りは帰りで膝とかに負担がくるのできつい。

山中の時間は平地での+2時間と言われていて、3時位でも徐々に日が陰り始めてきました。

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鹿さんに見送られてなんとか16:00に駐車場まで戻ってきました。

さて、今回の登山、実は最初に想定していた登山口を間違って最難関ルートからの登山でした。

北谷口登山口というルートで行けば2時間位は短縮でき、山頂に行けたはずでした。

教訓:事前調査をしっかりしよう。