燻製を作ろう【温燻編】

 

アウトドアの醍醐味といったら外で食べる料理。

その中でも、燻製はかなり上級者向けの印象があります。

しかし、やり方によっては、実は超簡単だったりします。

燻製には主に3種類の方法があり、細かく刻んだ木の屑(チップ)をフライパン等の上に仕込み下から直火を当てて80~130度の温度の中で短時間(1時間程)燻す「熱燻」

特徴としては短時間でいぶす為、水分が食材に残りジューシーな食感となる半面、保存性は乏しく、主に風味づけの為の手法です。

次に、50度から80度位で3時間程燻す「温燻」
うまく出来れば1週間程持つ燻製が出来あがります。

最後の「冷燻」と呼ばれる方法は、業者か、燻製を極めた人にしか出来ない方法だと思います。25度という微妙な温度を維持しながら数週間から一月、煙を掛け続けなければいけないとのこと。

非常に優秀な保存食となる燻製が出来るそうですがちょっとかじる位の人には厳しいです。

さて、今回ご紹介するのはその中でも「温燻」をご紹介。理由は一番簡単だからです。

 

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主な道具は上記の写真スモーカーと、スモークウッド

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スモーカーは専用機器でなくとも、100円ショップで調達したフライパン、網、段ボール等でも代用可能。

段ボールに串を打ったり網を渡したり、食材を吊るせるようにします。

あとは段ボールの中でフライパンの上にウッドを置いて燻すだけ。

ですが、今回使用した専用のスモーカーも2000円チョイで繰り返し使えるので買っても損はないと思います。

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食材はチーズやウインナー、ベーコン等がおいしい。

自分的には香り付け目的で、保存はあまり考えてないので適当に選んでます。

右上の味付け卵だけは、燻製すると抜群なので、手間をかけ2日前から漬け液に仕込んでます。砂糖、醤油、カツオ出汁、少量の塩で甘めで少し薄い位の液に漬け込みます。

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食材をスモーカーにセット。チーズは熱加減をきちんと管理しないと溶け落ちちゃう可能性があります。今回は温度管理が面倒なのでアルミホイルにのっけてやりました。
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味付け卵はタレがウッドに落ちないように水気を拭いて投入。

つけこみ液がウッドに落ちちゃうとの煙に雑味が出るそうです。

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さて、このスモークウッド。

要は大きな線香だと思って下さい。火をつけたらあとは煙をもくもく出しながらじっくり燃えていきます。大体1ブロックで1時間半燃え続けます。それが3ブロック入った物が500円程度です。

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すこし、火が付きにくいのでコツは出来る限り色んな面に着火します。

火が付いたようなら置き皿においてスモーカーにふたをします。

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継続して煙が出てくるようならOK。

自分はウッドを2ブロック使い3時間程燻します。

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燻したものがコレ。

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戦利品を家に持ち帰り香りの強いウイスキーで頂くと絶品!

ご紹介の通り、このスモークウッドを使用した燻製方法。特に難しい手間手順がいるわけではないので気軽に楽しめます。

キャンプ等に行く際には是非お試しください。