長崎県佐世保市にある海上自衛隊佐世保地方隊。
ここでは、ほぼ毎週末に艦艇の一般公開をおこなっています。
先日友人と、暇だから写真を撮りに出かけようという流れになった時、
丁度この情報を思いだしたので行ってきました。
もともと、戦艦とかミリタリー系は好きなんで、以前舞鶴に行った時も
ミサイル護衛艦の「みょうこう」の見学もしてたりしました。
その上、最近話題のソーシャルゲーム「艦これ」にも昨年から手を
出しているので、今自分の中で戦艦ブームが再燃しています。
まぁ、そんなこんなで大宰府のICから凡そ1時間半掛けて
佐世保へ。
地方隊の入口がわかりにくく、少し迷ったりしましたが、近くのコンビニで
情報を得て無事到着。
艦艇の公開は午前中と午後それぞれ4時間づつしか行われておらず、
正午ごろからのんびり出発してしまった今回は到着時点で、公開時間
残り2時間を切った15時前でかなりギリギリ。
入口で車の通行証と首にかける見学許可証(?)をお借りして
いざ出発。
すでに見えてる艦影にテンションあがりまくりです。
今回の公開艦は「じんつう」
艦これユーザーは川内型艦の印象が強いと思いますが、現代艦は
あぶくま型となります。
ちなみにあぶくま型の中に「せんだい」という艦はあります。
自衛隊の艦名は艦種によってどんな感じの名前を付けるか
決まっています。
おおざっぱに説明すると、まず基本平仮名表記。
超アウトレンジ攻撃も可能な世界でもトップクラスの戦闘力を有する
「イージス艦クラス」は山の名前や古い国名・・・と自衛隊の基準では
なってはいますがこのクラスの艦船は現在ほぼ、山の名前(こんごう、
みょうこう等)で占められています。
汎用護衛艦と呼ばれる、中、長距離をこなすクラスには
気象名(ゆきかぜ等)
そして、各地方隊の「護衛」をつかさどる小回りの利く比較的
近海での戦闘をメインとした艦には川の名前を付けます。
このクラスにあぶくま型、今回見学する「じんつう」が含まれます。
旧海軍の艦名を踏襲することも多いですが、心理的に当たり前では
あるんですが、不幸な末路をたどった艦名は敬遠されている
感じですね・・・
扶桑さん山城さんに日があたる日が来るのか・・・
あとヘリコプター搭載護衛艦に「あかぎ」とかつけるのも
なんか色々めんどくさそうなので多分難しい。
命名には政治的な配慮もある感じです。
駐車場から数分歩くとズンズン艦が近づいてきます。
か、かっこええ。理由もわからない熱さがこみ上げてきます。
変なテンションのままタラップを上るといきなりお目見え。
アスロックランチャー!
中身は対潜用魚雷ですが、発射後しばらくは空を飛びます。
水中より抵抗の少ない大気中を推進し、射程と目標への
到達速度を高めた武器です。
そのまま、まず船首へ向かいます。
国旗と前方の護衛艦がいい感じ。
そして艦艇の華、76mm速射砲!
レーダーと連動して自動で砲塔の旋回、仰角の調整を行い 毎秒1.3発の砲弾を発射できます。
近くに居た隊員さんに、排莢の事や演習での使用頻度など
マニアックな問答が出来て満足。
今度は後部デッキへ向かいます。
こういうデッキブラシなんかが、生活感があっていい。
後部に設置された高性能20mm機関砲、
ごっついですが、ファランクスとも呼ばれる防御用の火器です。
マッハ近くで飛んでくる対艦ミサイルを上部の白いレーダー部分で
追尾し、打ち落とすことが出来ます。
子供に説明する隊員さん。このまま自衛隊の宣材写真で使えそう。
このメカニカルな感じがたまらん・・・。
全然関係ないですが船の下を見るとボラがウジャウジャ。
カラスミ予備軍。
てなわけで艦艇見学でした!
もう一回行きたいと思える充実のひと時でしたので
次回はもう少しじっくり回れるようにきちんと計画を立てて
行きたいと思います。
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