という感じで、ざっくばらんなカメラ比較でした。
さて、そんなわけでα7を使用してみての感想ですが、
フルサイズとは思えないダウンサイジング・コストパフォーマンス・高い機能性を
実現させた、非常に優秀なカメラだと思います。
ただ、それを前提とした上で、使う人によって、評価が非常に分かれるカメラではないか
との印象も受けます。
個性の強い特性がいくつかあるので、そこが理解不足だと、ネガティブな印象を
受ける方もいるかもしれません。
総括として、α7の大まかなメリットデメリットを記載しますと。
■ メリット
1. コンパクト・軽量
:フルサイズカメラで普段使いのバッグに、いつでもほおりこんでいて負担が無いのは
本当にありがたいです。この一事だけでもこのカメラに価値を見出せます。
2. バランスの良い機能性
:今回の比較を見てもらえば、どうでしょう。
ハイアマクラスのキャノン機と比べても、出てくる画にそこまで遜色は
無いと思います。 またAF性能、AWB、高感度撮影等も普段使いに全くストレスの無い性能を
発揮してくれました。
3. サブ機能の充実
:無線でのデータ転送や、チルト可動モニター、瞳オートフォーカスなど
色々なサブ機能があり、こんなことも出来るよ的な、便利な機能が沢山あります。
4. 優れたコストパフォーマンス
:あまり語られることが無いのですが、フルサイズ機のレンズキットで15万切る
価格は、上記のような性能を鑑みるとすばらしいと思います。
■ デメリット
1. シャッター音が大きく、サイレントモード等も無い。
:人が多いところや施設内、街撮りでは結構気になります。
2. ISOオートの際の最低シャッタースピードが設定できない。
:1/60固定になるので、結構画に制約がでます。
思ったよりは撮れるんですが、やはり等倍で見るとぶれちゃってたりが多いです。
3. バッテリーの消費が早い
:文中でも書きましたが2個くらい予備を持ってないと完全には安心できません。
長時間起動する星空撮影や夜景撮影などにはあまり向かないかも。
モバイルバッテリー使用するとか、やり様はある気がしますが・・・。
4. レンズラインナップが少ない
:これは時間が解決する問題かもしれませんがH26年4月の現時点では
純正の広角やズームのラインナップが乏しいです。
5. リセールスバリューに不安
:カメラ機材は高額ですが、リセールスバリューが良いのは非常に大きな
魅力です。ですが、やはり2大メーカーの機材と比較するとソニー製品は
価格の乱高下が激しい気がします。
と、まぁこんな感じ。
ここに書いた様なメリットデメリットを踏まえ、自分の使い方にあっていると思ったら
「買い」のカメラだと思います。
私も「普段使い」「スナップ用のサブ機」としての使用を想定した上で、
そのように運用しており、非常に満足度は高いです。
とまぁ、そんな感じで検証終了。
何かのご参考にしていただければ大変うれしく思います。
スナップ対決 α7 vs EOS5DmarkⅢ
~ 完 ~ |