熊本県に誰が、いつ、なんのために作ったのか

全くわからない謎の遺跡がある。

その名も「トンカラリン」

 

いつこの場所を知ったのかは覚えていませんが

この妖しい響きの名前をもつ遺跡にいつか行ってみたいと思っていました。

今年の一月の休日。

暇だったのでふとこの場所を検索したところ1時間ちょいで行ける所だと

判明。ドライブがてら探索してきました。

 

2011年1月22日AM11:00

 

ネットで調べても正確な位置がわからなかったので、情報を仕入れるため

まずは HPを掲載していた「国土交通省菊池川河川事務所」

を目指します。

 

大宰府インターから1時間程高速を走り、菊水インターチェンジで

高速を降ります。

順調に進み、河川事務所近くの熊本県山鹿市内を走っていると

観光案内所が眼に着きました。

ひょっとすると、そこで情報が仕入れられるかもと思い

100円パーキングに車を止めて案内所へ。

 

 

うーん、この山鹿の街並みは良いですね。古き良き日本って感じで

予備知識無しで行きましたが結構有名な温泉・観光地だそうです。

 

 

道を進み観光案内所のある通りに面した広場へ到着。

一番右の画像の通りに面した足湯がある広場にあります。

「すみませーん、ちょっとお尋ねしたいのですが・・・・・」

・・・・・・誰もいねえし。

パンフレットが置いてるだけで無人。

人が入れるっぽい施設なので普段は人がいるのかもしれませんが・・・。

 

重要文化財指定の八千代座という芝居小屋。

まぁ無駄足だったけど良い街並みが堪能できたのでよし!

再び車に乗り込み10分程走ると当初の目的地。

菊池川河川事務所に到着。



事務所っていうわりに予想以上に立派な建物でちょっとビビル。

入ってすぐ左側の役場の受付みたいなところに休日に詰めてた感じの

職員さんが対応してくれましたが

「あそこに行こうって訪ねて来た人は初めてです」

と言われ、訪ねてくる人はほとんどいないので地図等も用意がないとの事。

ただ市販の地図のコピーと、

道の駅「きくすい」の前から徒歩で行けるとの

情報を頂きました。

ってことは最初に降りた菊水ICのすぐ近く。

めっちゃ遠回りしてます。



道の駅「きくすい」到着。

かなり施設の充実した道の駅です。この道の駅の駐車場に

少々車を止めさせてもらいます。




道の駅から道路を挟んで左前に川があります。

川から一本道を挟み右側に、真ん中の画像のパチンコ屋さんがあります。

この川とパチンコ屋の間の道を進み最初に右に入る小道があるので

そこに入ります。一番右側の画像のブロック塀が途切れている所です。




小道を進むと100M程で東屋のある広場に着きます。

ここら辺の左の山肌にはボコボコ穴があいていてこれも

長力横穴古墳という遺跡らしいのですが見た目は

言われても疑うほど古墳かわからんです。

また、この広場に流れている川は江田川という

くまもとホタルの里100選に選ばれている川らしい。

でも夜にここくるのめっちゃ勇気いる気がする・・・・。




実はこの一番左画像の円形の石積みがすでにトンカラリンの一部らしいです。

どうみて公園の景観様に作った何かかと思ったのに・・・・・。

結局気付かずろくに調べないままスルー。

広場をさらに進むと畑と民家が立ち並ぶのどかな集落になってきます。

お地蔵さんなんかも何気にあり、ほんと日本昔話にでてきそうな光景。



そのまま道なりに進むと比較的大きな道につきあたります。

すると、つきあたりの右手側に、

ついにトンカラリンの看板発見!(※写真は拡大出来ます)



案内板に従い道なりにすすむと60cm位の穴を発見。

ここが、第一の隘道「階段」と呼ばれる遺構です。

 

早速、身を縮めて潜入開始。

数M進むと確かに高さ10cm程の石段で階段があります。

小人が使うとしか思えない謎の構造。

階段を上るとまた側溝のようなストレート。

ですが私の図体では此処が限界でした。

中から入口を見た光景。

 

外に出て先に進むと30M程で先程の穴の出口。やはり40センチ四方位の

穴で潜入は無理す。

再び先を目指します。横は果樹園の様な感じで、そこから一段下がって

小道があり、これに沿って進みます。

しばし進むとすると、次の穴が出現。

壁面は地肌丸出しで、やすりのように石がゴツゴツ飛び出しています。

この穴は全長20M程で出口があり入口から奥が見えてます。

壁は地肌ですが天井は綺麗な石組で塞がれています。

ここは何とか通り抜け出来ました。

ですが水たまりがひどく靴はグチャグチャです。


出口から撮るとこんな感じです。

 


さらに高さ3M程の土手に沿って進みます。

すると、遂にラスダン登場!

高さ5~6Mはあろうかという巨大な縦穴。

構造的にはこの一つ前に入った穴に似てますが不必要な程高い天井。

少し進むと謎のお供えが・・・・。不気味すぎる・・・・。

しかし、此処まで来て引き返す訳にはいきません。

意を決していざ突入!!


いや、ここの探索全般的に言えるんですが懐中電灯がないと

潜入は厳しすぎです。

 

入口から5Mも入れば何も見えない真っ暗闇です。

足場は悪いし、何が起こってるかさっぱりわからん。

カメラのフラッシュ焚き続けて頑張りましたが限界でした。

しかし、この手前の穴もそうなんですが

動画サイトに投稿された、ここの潜入動画を見るとゲジゲジや

コウモリ等の巣窟。

苦手な方はうっかり足を踏み入れてはならぬ。

 

三度地上から出口へ迂回

 

 

一番右側の画像が先程の縦穴の出口。

高さ5メートルの縦穴が僅か数十センチ四方の石組になってます。

何があった。

中はこんな感じです。

結局、謎が謎を呼ぶ遺跡トンカラリン

 

十分堪能しましたのでSOUTA氏にバシッと締めて貰いましょう。

 

ご拝読有難うございました。

 

 

         ~~~おまけ~~~~

 

帰路に寄った玉名サービスエリアにて・・・・・

カレーとうどんのコラボ「ボンディー」のカレーを使用

店員さんに一応確認したらやはり東京神保町のカレーの名店

ボンディーだそうです。

もっと自信もって押そうよ!もったいない!

 

  ページトップ TOPページへ戻る