「兵庫・京都・滋賀」弾丸ツアー!!
其の参 (全参篇) 【比婆神社~帰宅編】
[8月28日AM6:30] 起床&出発
寝起きの光景。
建物は確かに若干古めなんですが、
設備はしっかりしていて値段を考えるとかなり良いホテルだったと
思います。
右はホテルの自販機で売っていたジュース。こんなのみたこと
ないんで飲んでみたら予想以上に牛乳でした。
缶で牛乳飲むって意外な程すげえ違和感があります。
朝食はホテルですまし、AM7:30にホテル出発!
さて、本日最初の目的地は彦根市の山間の
廃村の奥にあるという比婆神社です。
住所は滋賀県彦根市男鬼字護持ケ谷494番地の5
以前、その神社へのアタックする光景を動画サイトにて見て
その神秘的な雰囲気、そして簡単には辿り着けそうにない
秘境っぽさが、私の好奇心をくすぐりました。
こいつは、ちょっとした冒険だな!
しかし、リサーチすればするほど、
軽自動車でないといけない道の狭さとか
四駆じゃないと厳しい高低差と悪路だとか
道が複雑で辿り着けなかったとか
メチャメチャ不安な情報ばかり。
しかしここまできたら行ってみるしかありません。
とりあえず道がメチャメチャ狭く
対向車が来たら詰むらしいので、早朝に出発しています。
彦根市内からナビでは約30分ですので、距離的には
大した事ありません。
市街地を離れ10分ほどで山奥行くよって言わんばかりの
真っ直ぐな道が登場。
この道を進むと川があり、川沿いの道になったとたん
事前調査であった通り、1台通るのがやっとな上、
ガードレールもない細道になっていきます。
しばらく進むと「天然記念物 河内の風穴」という
入場券売り場や、売店などがある、そこそこの観光地名所のような
場所に着きました。折角なので見ていこうかという話には
なりましたが、実際来てみると、やはり対向車が
マジで心配な道なので朝方の内に比婆神社を
先に制覇する事に。
「河内の風穴」から更に細くなっていく道を上っていきます。
本当に車1台分の林道、川沿いの道を進みます。
不意を突いて墓地が出現したりします。
夜来なくて本当に良かったです。
ぽつぽつとある民家の横を進むと初めて道が分かれます。
画像の左側から入ってきて画面中央の上に向かう道と
看板のあるところ前に右側に行く道があります。
右の道に入るといきなりこんな光景。廃屋がズラリ。
リアルサイレンです。
ちなみに、この旅行の写真でスライドショーも作ったんですが
ここらへんのBGMに「ひぐらしのなく頃に」を使ったら
あまりのシンクロ率に逆に笑えました。
そこから四苦八苦しながら、なんとか進んでいくと特徴的な屋根の
民家があらわれました。
とはいっても見える民家は雨戸がおりていて、庭も雑草がぼうぼう。
どうやら男鬼村(おおりむら)に着いたようです。
村の名前といい、雰囲気といい、もういつ
殺人事件が起きてもおかしくない。
冬は道が封鎖されるため廃村になりますが、
夏の間は一応生活している人がいるとの話でした。
しかし確かに家屋は、しっかりしてる感じなんですが
こんな山奥なのに車も無く、人がいるような気配はありません。
雑草の綿毛がひたすら天に舞っていました。
普段なら綺麗な光景なんですが、静まり返った人工物との
組み合わせだと何かすごく寂しい光景に見えます。
まるで魂が昇っていくようで
零のエンディングって感じです。
さらに少し進むと、看板発見!
看板の先には立派な鳥居。
この時点で、もう雰囲気ありまくりです。
本殿は山頂にあるため、この鳥居を車でくぐり、
ここからさらに悪路の坂道を五分程度駆け上がります。
あまりの道に運転で必死だったため、参道の光景は
帰路にて紹介します。
[8月28日AM8:30] 比婆神社本殿到着
死にそうになりながら何とか山頂に到着。
山頂にはぽっかり5~6台車が止められそうな広場が広がっています。
駐車場から少し進むと小さな鳥居があり、徒歩の登山ルートの
参道に繋がっているようです。歩きで誰が来るねん!
小さな鳥居の先には立派な燈篭。
更に進むとまた燈篭と本殿の門。
そして門をくぐると岩盤に張り付くように
趣のある御社様が。
蝉の声しかしない山奥にひっそりと佇み、朝日を浴びる本殿は
言いようがない程神秘的な光景!
ここまで来る苦労もあり、感動もひとしおです。
鳥居や燈篭もそんなんですが、こんな山奥にあるのに
違和感を覚えるほど、手入れの行きとどいた立派な神社です。
ふもとの住民の人達が定期的に手入れをしているのでしょう。
ゆっくり参拝をしようとしていると、いきなりスズメバチが出現。
恐らく近くに巣があったのではないかと思います。
駐車場まで追っかけられました。
まぁ、隙をついてなんとか参拝は出来ましたのでそのまま帰ります。
手探りの行きと違い、間違いなく通行できると分かった帰り道は
気分が全く違います。要所で車を降りて道を撮影する
心のゆとりもでてきました。
最初の鳥居をくぐったあとの参道はこんなかんじで
車が1台通れるだけのガードレールも無いつづら折りの
道です。
横は即ガケ。
写真で見ると結構、幅がありますが実際に運転してると
落ちたら終わりのプレッシャーもあり一杯一杯です。
場所によっては落石が散乱しています。
悪天候の後は倒木などで通行止めになる事もあるそうです。
男鬼村からふもとに降りるため少し進んだところ。
川と石垣に挟まれ運転に必死です。
事前情報の通り対向車がきたらマジ詰みます。
ただ、排気量1,500ccのホンダシビックで、道程での
パワー不足は全然感じませんでした。
車幅は、運転の技量にもよりますが、結構ギリギリだったと思います。
上の画像の場所が一番狭くなっていると感じたところですが
車幅1,695mmのシビックで崖までが30㎝~40㎝です。
狭い道もきついんですが、とにかくガードレールが
無いんでちょっとハンドル操作しくじったら即大事故に
繋がるプレッシャーがパナイです。
道的には彦根市から行けば、ほぼ1本道なので道に迷うことは、
まず無いと思います。
帰路で寄った河内の風穴。全長が6,800mもあり
地味に日本で4番目に長い鍾乳洞らしいです。
入場券売り場から5分位、洞窟の入口まで山道を歩かなければならず
かなりきつい。
中は真夏に行ったのに、まず寒い。12度しかないそうです。
全長は長いのですが奥が入り組んでるらしく安全のため
実際に行けるのは200mほどです。
でも、確かに凄い景観ですが山口の秋吉洞とかいっちゃうと
あまりに施設整備が悲しい。
てか、ここの名所に来る道ですら狭隘区間って
どういうことなの・・・
天然記念物なんだからもうちょい整備してあげようぜ。
という訳でこの旅最大の難所だった比婆神社はなんとか
無事制覇出来ました。
実際に比婆神社にアタックする動画がニコ動やようつべにも
落ちてますので興味があれば見てみてください。
比婆神社近辺には未探索の洞窟が多く、
近くには「高取城」と呼ばれる文献にも登場せず、
誰が作ったのかも分からない城跡があったり
未知のエリア。
ただ、ほんとに険しく大変な所ですので、行きたいと思っても
安全には十分ご注意下さい。
[8月28日AM10:30] 国宝彦根城到着
まぁ折角彦根まできたからには有名な彦根城は見ておきましょうって
事で、「河内の風穴」から30分。彦根城の駐車場に到着です。
早速天守閣を目指しますが
坂キツっ!!
30度くらいの坂を100m位昇り続けます(体感的に)
やっとかっと天守閣の広場まで登りきると、おりました。
日本一有名なゆるキャラ
ひこにゃんです。
すげぇ人だかり、それもそのはず、
1日3回30分間しか現れないレアキャラです。
某テーマパークのネズミでももっと登場するし
触ったりできるのにローカルキャラの分際で!
べ、別に事前にホテルで出現時間調べて
来た訳じゃないんだからね!
まぁ飛びきり暑い夏でしたので
中の人の事を考えたら仕方ないね。
天守閣は正直小じんまりとしてお城に抱く迫力とかは
感じません。
ただ凄く技巧をこらした綺麗なお城といった印象です。
天守閣前の広場と展望台からの眺望。絶景。
トイレから出てくるSOUTA氏。
カメラに反応して面白いポーズをとっていますが
後ろのおっさんの手とシンクロしてナチュラルに、
より面白い画(え)を生みだしています。
流石です。
本日中には帰りたいので、見るもの見たし次の目的地へ。
[8月28日AM12:00] 豊郷小学校旧校舎到着
みなさんお待ちかね。
この校門をみればもうお分かりですね。
(マニアック物まね芸人クジラ風に)
妹ですら一発で見抜いた「けいおん!」の
舞台となった旧豊郷小学校です。
実はここ、最初から行こうとしていた訳ではなく、比婆神社の
リサーチをしていて、ネットサーフィンをしていたら
ここの聖地巡礼の記事があり彦根からめっちゃ近い事を知り
それなら是非行こうって事できました。
彦根城から30分、本当にすぐ近く。
うおおおおお!
どこを切り取っても、けいおん!
ほんとにアニメの世界に紛れ込んでるような
気分です!
また、校舎が綺麗だし学校の校舎って無条件にノスタルジィ
な気分に浸れて凄く楽しい。
そしてここに行った後アニメをみると、
「あっ、あっちからこっち見てる構図」だとか
「あっ、こんなところまで描いてる」とかが分かって
楽しさが増します!けいおん好きなら是非行くべし!
[8月28日PM1:00] 帰路へ
長かった遠征もいよいよ帰路。
お家に着くまでが遠征です。気を引き締めて高速に乗り
ひたすら南へ。
昼飯食う時間がなかったのでSAで昼飯。
昼飯はたこ焼・・・・アレ
デジャヴ・・・
まぁ昼飯と言っても既に3時です。
SAの名前撮って無かったのでどこかは不明。
大阪の近くだったんで粉モンにしたのは覚えています。
味は出店のたこ焼屋よりはふんわりして美味しいって感じです。
でも自分は銀ダコみたいなカリモフなたこ焼が一番好きなんで
普通に美味しいって感じですね。
しばらく進んで福山SAで、尾道ラーメン注文
時間は5時ぐらい。高速の連続運転は危険なんでSAには
基本的に寄る事にしていますが、SAに止まったら腹減って無くても
なんか喰わないといけない気がする罠
こんだけ走ってると一度は結構でかい事故シーンに出くわします。
左の写真の事故の為1時間はロスしました。
7時半になりやっと広島の宮島SAまで到達。
このSAには宮島の鳥居の小さなレプリカがあり
夜はライトアップされててなかなかいい感じです。
SAの施設も充実しているのでお勧めb
鳥居の先の展望台から見える夜景もグッド!
SOUTA氏もヘブン状態です。
宮島SAをでてからは、ひたすら走り続け、
何とか何事もなく、夜11時に無事大宰府ICに到着。
大変だったけど、大変だったからこそ、
一生物の記憶に残る中身の濃い遠征でした。
だが、まだまだ行きたいところは山ほどあります。
未知の出会いが俺たちを待っているはず!
兵庫・京都・滋賀弾丸ツアー ~ 完 ~
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