評価は5段階方式。★4あればほぼ満点。★5は殿堂入りって

感じです。続巻作品はその後の展開で評価が変わる可能性も

あるのでレビュー日時点の評価で付けてます。

 

★5・・・・・・神作品。墓に入れるべき!

★4・・・・・・超お勧め。見るべし!

★3・・・・・・面白い。読んで損はない!

★2・・・・・・波長が合えば、面白い人もいるかもね。

★1・・・・・・万人に向けてお勧めできない。残念な作品。

 

 


(既刊1~2

 

評価:★★★☆☆(H24/9/12)

タイトル/ テラフォーマーズ

作者/ 橘 賢一 (著), 貴家 悠 (原著)

内容(amazonより)/

「全く見た事のないものと出会う時、人間は人間ではいられない。」
西暦2599年──。火星のテラフォーミングが進行し、その地表は一面の苔とある生物で覆われていた。そして、選ばれし15人の若者達は重要任務の遂行を期待され、有人宇宙船『バグズ2号』に搭乗し、火星へと向かう。かの地で彼らを待つ、想定外の進化を遂げた生物の正体とは…!?


感想/(ちょいネタバレ含む)

近未来をテーマにしたSF物

人口の増加に対するため、新たな住環境を求めた人類が目をつけたのは 「火星」

地表を温め、火星を地球化(テラフォーミング)するために人類が火星に放した
「ゴキブリ」
再び人類が火星を訪れた時、その前に厳しい環境により驚くべき
進化を遂げた「ゴキブリ」が立ちはだかる。

昆虫の頑健さとゴキブリの俊敏さを併せ持つ進化したゴキブリ「テラフォーマー」に、
全く歯が立たなかった人類。
この生物に対抗する為昆虫の遺伝子を 組み込んだバイオソルジャー部隊を編成、
三度火星に降り立つ。

人類永遠の敵ゴキブリと、様々な昆虫の能力を備えた人類の異能力バトル。
次はどんな昆虫の能力が登場するのか今本誌でも本当にワクワクしながら
読んでいます。

実際こういったテラフォーミング計画は本当に研究されていて、それに目を付け
放したゴキブリが過酷な環境で進化して人類の敵になるってアイディアは
説得力があってすごいなって感心。

ただそれだけにゴキブリがあまりに擬人化しすぎてるのに自分的には違和感を
感じましたね。
ゴキブリの不気味さ何かはよく出てるけど、こんなはならんだろみたいな。

まぁ、しかしあれ以上リアルに寄せると超グロ作品になってしまう気がするので
あれぐらいがちょうどいいのかな。


備考/

ゴキブリは人類永遠の敵と書きましたが、実際ゴキブリに極端な嫌悪感を持ってるのは、
日本人とアメリカ人だけだそうです。ほかの国ではダンゴムシ~蠅ぐらいの、気にしないorちょい不快な虫位の
認識らしいそうで。

 


(既刊1~3

 

評価:★★★★☆(H24/9/11)

タイトル/ 軍靴のバルツァー

作者/ 中島三千恒

内容(amazonより)/

十九世紀帝国主義時代。軍事大国から派遣され、同盟小国バーゼルラントの士官学校へ教官として赴任したバルツァー少佐。彼への指令は同盟国の軍政改革を押し進めるというものだったが、バーゼルラントの前時代的な戦略戦術論と旧式の兵器の前に悪戦苦闘を続ける毎日。挙げ句の果てに同僚教官と衝突することに!! 近世士官学校の日常と兵器や戦術を緻密に描写した新ジャンル歴史漫画スタート!!



感想/

近世西洋の軍事モノ。でも架空の舞台ってのが良い。

個人的な好みですけど史実モノってどんな英雄を主人公にしようと
ある程度歴史観があれば、結末やその後の情勢がわかっちゃうんで
あんまり好きじゃ無いんですよ。

その点、この作品は極めてリアリティの高い近代西洋風の舞台を
ベースとしつつも架空ものなので展開が読めない。
それがたまらなくワクワクします。

頭の切れる青年将校バルツァーが同盟国の軍事教官として赴任。
同盟国や祖国、そして対立国の様々な権謀術作の中で如何に
立ち回っていくのか。

私の希望としては祖国に切り捨てられた小国の同盟国を率いて
のし上がっていくような展開になれば最高に熱いんですけど・・・・。

まぁ色々楽しみな作品です。まだ巻数も出てないので読むべし!


備考/

 

 

 


(既刊1~27

 

評価:★★★★☆(H24/9/3)

タイトル/ キングダム

作者/ 原泰久

内容(amazonより)/

時は紀元前。
いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!!



感想/

秦の始皇帝と共に、天下の大将軍を目指す主人公、信の活躍を描く
大河スペクタクル・・・と書くと誤解されそう。
はっきり言って古代中国って設定はあくまで舞台装置であって、
一応史実に則した面はあれど、ファンタジーに近いです。
堅苦しい歴史物という雰囲気は全く無いので普通の
バトルエンターテイメント漫画という印象が正しいと思います。

相次ぐ戦乱の中で描かれる剣戟、策略、戦術。
連載中のバトル漫画では今一番安定して面白いと思います。

とにかくキャラ作りがうまいです。主人公の信もさることながら、脇を固める
キャラクターも主人公と同等かそれ以上に輝き、色んなタイプの主人公が
何人もいるみたいで飽きさせない。
特に序盤~中盤に活躍する王騎。現在進行形で活躍している桓騎は
滅茶苦茶かっけぇ!

ちょっと巻数は出てますが、間違いなく読んで損はない漫画です。

備考/

 

 

 


(文庫全19

 

評価:★★★★★

タイトル/ うしおととら

作者/ 藤田 和日郎

内容(amazonより)/

使う者の魂と引き替えに、あらゆる妖怪を滅ぼすという「獣の槍」の伝承者・蒼月潮と、洛と火を操る妖怪・とら。「うしとら」コンビによる妖怪退治を描き、日本中を感動の渦に巻き込んだ名作コミック『うしおととら』。



感想/

マイナー漫画が続いたので超メジャー漫画をば。

まさに王道の少年漫画。少年漫画とはこれだ!といいきっても良い程の大傑作。

妖怪に対する最強の武器「獣の槍」を偶然手に入れた主人公蒼月潮。そして潮に
取り付き隙あらば彼を食おうとする妖怪「とら」。

此の二人強烈なキャラクターが織りなす、むちゃくちゃかっこいいバトル。時にコミカルなやり取り。そして互いの成長と不思議な絆。さらにはその二人に惹かれていくサブキャラが見事にハマっていく計算されつくしたクライマックス。

巻数は長いけど全ては必要で飽きさせない話ばかり。

絵がちょっと個性が強いのではまらないひとはいるかもしれませんが
漫画好きは外す事が出来ない名作です。

 

備考/

 

 

 


(全1巻

 

評価:★★★☆☆(H23/7/5)

タイトル/ ホークウッド

作者/ トミィ大塚

内容(amazonより)/

14世紀、イングランドとフランスの百年にわたる戦争が始まろうとしていた頃。金で雇われ、戦いを生業とする者達--傭兵が各地の戦場で活躍していた。“白鴉隊”という小さな傭兵隊を率いる若き傭兵隊長ジョン・ホークウッドは、一人の王子との出会いを機に、百年戦争という大きな戦いに巻き込まれてゆく……。



感想/

傭兵団の団長ホークウッドとその傭兵団の活躍を描く作品。

結構歴史考察や小道具がしっかりしていて、凄惨な戦場において快活に
行動する主人公たちにも好感がもてます。

しかし掲載しの休刊にともない本作品も一巻のみ、続きを見たい作品ではあったのですが・・・・

備考/

 

 

 

 


(既刊1巻~8巻

 

評価:★★★☆☆(H23/7/5)

タイトル/ ビン 孫子異伝

作者/ 星野 浩字

内容(amazonより)/

最古にして最高の兵法書『孫子』。その名を冠する軍神は二人存在する――戦乱の世が続く中国戦国時代。戦国七雄が一国・斉に現れた異形の英傑・孫ビン。彼こそ孫子の血を引く“もう一人の孫子”であった。古代中国史を轟かす壮大なる物語が幕を開ける!!



感想/

PCだとビンの漢字でてこねぇ。アマゾンで探すのえらい苦労しましたよ。

さて、そんな戯言はさて置き、この漫画はバトル物ですが軍同士で戦う戦術もの。
私的にはめちゃくちゃ好きなジャンルですが、めったに無いジャンルです。

実在したとされる孫ビンという中国の武将をモデルとした歴史バトル物。
この孫ビンは、孫子の兵法で知られる孫子とは違うもう一人の孫という名の
軍師です。

孫子異伝となっていますが「子」は中国語では「先生」的なニュアンスですので
別人物でも孫先生という意味では表現上は間違ってないのです。

とはいえ、びっくり兵器が飛び出したり、ぶっとんだ特殊工作兵が登場したり
リアルさよりはエンタメ性が勝っています。

それらのぶっ飛び設定や大ゴマの勢いと写植でハッタリ利かせている部分も
感じられるので、合わない人は ダメかも

 

備考/

 

 

 


(全10巻

 

評価:★★★★☆

タイトル/ 惑星(ほし)のさみだれ

作者/ 水上優志

内容/

主人公、雨宮夕日は、言葉を喋る謎のトカゲから世界を救う騎士に選ばれたことを告げられる。ある時、敵である泥人形の襲撃を受けたところをヒロイン朝日奈さみだれに救われたことで彼女に忠誠を誓う。そして彼女の強い意志に従い、夕日は過酷な戦いに身を投じていく・・・・



感想/

ぶっちゃけ私としては、正直そこまでハマった作品ではないんです。

というのも私的にはこの設定と絵柄のギャップにえらい違和感があるんです。
こういう内容ならもっと筆線の強い迫力ある絵柄の方が合う気がして
それが気になってどうしても作品に入っていけないんです。

ですが、ストーリーや設定はかなり秀逸。キャラクターも立っていて、
話が進むにつれ結構バンバン人が死んじゃうんで、作品にも緊張感が
あります。

最初の絵柄の件も、私の好みの問題で見方を、変えればすっきりとした万人にも
受け入れられる絵柄なので客観的に見れば★4でしょう。

 

備考/

 

 

 


(全15巻

 

評価:★★★★☆

タイトル/ シグルイ

作者/ 南條 範夫 (原作),山口貴由 (漫画)

内容(amazonより)/
江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!! 残酷無惨時代劇!!


感想/

漫画界との「奇書」とでも言えるこの作品。
残酷無残の紹介通り作品のあらゆる場面で臓物、血が飛び散ります。

ですのでスプラッタが苦手な方は注意。

ですが話の構成がしっかりしていてるうえ、巧みな伏線や演出、超強烈な個性あふれる独特のナレーションや台詞等。それらの力でグイグイ作品に引き込まれていきます。

8巻で主人公源之助がライバルの伊良子と対峙し、伊良子が放った源之助の師の
必殺技を 受ける見開きは圧巻。この勝負だけでも見て損はありません。

 

備考/

 

 

 


(既刊1巻~5巻

 

評価:★★★☆☆(H23/5/18)

タイトル/ スカーフェイス

作者/ 板垣 恵介 (著), 山内 雪奈生 (イラスト)

内容(amazonより)/
大ヒットコミック『バキ』外伝ついに登場!! 『バキ』登場キャラの中でも圧倒的な人気を誇る、日本一の喧嘩師・花山薫。無敵の拳を持つこの男の「男を魅せる男の美学」が全面展開!


感想/

格闘技漫画の金字塔。バキに登場する人気キャラ花山薫を主人公にした
スピンオフ作品。

豪快、慈愛、そして圧倒的な力。まさに花山薫という男の理想像をそのまま
紙に写し込んでいるような作品です。

絵もバキの板垣先生の絵と、そこまで違和感無く描かれていて、元ネタを知ってる人でも知らない人でも楽しめると思います。

ただ、話の風呂敷を畳めなくなった感じで、連載がぷっつり止まってしまっています。
このまま未完になる可能性が高い・・・・。

 

備考/

 

 

 



(全2巻

 

評価:★★★★★

タイトル/ 魔人

作者/ 大暮維人

内容(amazonより)/

いつも冷静沈着な秀才少年、出虎一八。通称デコッパ。デコッパの通う学校には怪談じみた、奇妙な噂が流れていた。異形の者共が闇の中で蠢き、街を蝕む……。魅入られし者と導かれし者が出会い、別れ、戦う時、街は絢爛たる荒野となる。


感想/

画力は漫画家の5本の指に入る大暮維人先生。
エアギアや天上天下等、長期連載の代表作がありますが自分的には
この僅か2巻の作品が圧倒的にお勧め!

常識を超える力を持つ怪物を、天才少年デコッパが生物学的な弱点を突き、
あるいは物理現象を駆使し超常的な力ではなく人として頭脳の力で勝つ
展開は最高!
おもわずデコッパかっけー!叫んでしまいます。

2巻だけってのは惜しすぎるけど、この設定で何巻も続けるのは無理だ。
下手にグダグダになるよりはよっぽどいい。

 

備考/

1巻の最初はプロローグ的な別の主人公の話から始まります。デコッパの活躍は1巻の中盤から。

 

 



(既刊1巻~10巻

 

評価:★★★☆☆(H23.5.10)

タイトル/ ヴィンラントサガ

作者/ 幸村 誠

内容(amazonより)/

11世紀、北欧の地は、蛮族と恐れられたヴァイキングにより戦火にまみれて
いた。 その中に、父親を殺され、復讐のため戦場 を駆け抜けた少年・トルフィンが
いた。
彼は仇敵・アシェラッドを殺すために生き、 生きるために戦った。だが、イングランド 王位をめぐる争いの中でアシェラッドは不慮の死を遂げる。唯一の希望を
失い、 奴隷に身をやつしたトルフィンはそれでも なお安息と豊穣の地、
ヴィンランドを思い描く。 心休まる日はいつ訪れるのか。 ”本当の戦士”の物語が紡がれていく。



感想/

北欧の海賊、ヴァイキングの世界を背景として描かれる主人公トルフィンの
成長を描く物語

当時の船や剣の形状、食事風景。しっかりした歴史的考察がなされており、
また史実に基づいたストーリー展開は歴史物といっても過言ではない。

高い画力で描かれた強い筆線の絵はストーリーにぴったりあっています。

ただ目標を失い奴隷に身を落とした9巻10巻の展開が鬱過ぎる・・・。
今後の飛躍の為に沈む時だと信じています。

 

 

備考/

 

 

 



(既刊1巻~9巻

 

評価:★★★☆☆(H23.5.8)

タイトル/ ブラックラグーン

作者/ 広江礼威

内容/
東南アジアの裏社会で違法な運び屋を行っているラグーン商会。
商会の船「ブラック・ラグーン号」の乗るメンバーを軸に巻き込まれる
様々な事件を描く。

 


感想/

この作品は、雰囲気を味わう漫画に感じます。
キャラクターの煙草などの小物の細かな差異、重火器の緻密な描写、
そして芝居がかったブラックな 台詞の言い回し等裏社会に生きる主人公たちの
ハードボイルドなかっこよさを とことん追求しているといった印象。

しかし、ストーリーはアングラ物だけあって重いものが多く、
残酷描写もかなり見られます。

ブラックな世界観やスピーディーなアクションが好きな人はかなり
はまれるでしょうが、万人には向かないかな~といった印象。

 

備考/

 

 

 



(既刊1巻~6巻

 

評価:★★★☆☆(H23.5.7)

タイトル/ PEACE MAKER

作者/ 皆川亮二

内容(amazonより)/

一瞬の速さが生死を分ける“決闘"の世界に突如現れた謎の男、ホープ・エマーソン。父から受け継いだ“ピースメーカー"と驚異のドローテクニックを武器に、兄を探すための壮大な旅が、今始まった…!


感想/

伝説的ガンマンだった父親の銃を受け継ぐ、普段はどこかぬけているが
いざというときは頼りになる天才ガンマンの主人公。
その生き様を描く、西部劇の世界観を舞台としたアクション漫画。

設定は極めてオーソドックスですが、皆川先生の緻密な絵と構成。
キャラクターの眼のアップから次のシーンへ移り変わる手法など映画的表現を
用いた演出は作品の設定にぴったりはまり安心して楽しめる。

しかし、良く言えば高いレベルでまとまっているといえますが、悪く言えば
全て想像できる範囲でストーリーが展開され意外性にかける感じもあります。

 

 

備考/

 

 

 



(既刊1巻~4巻

 

評価:★★★☆☆(H23.5.3)

タイトル/  進撃の巨人

作者/  諫山 創

内容(amazonより)/

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。


感想/

「この漫画が凄い」等に選出され、はっきりいって評価が先行してしまった
感がある、少し可哀想な作品。

というのも、作者のキャリアが浅く画力や構成がまだ成長過程といった
印象を受けます。
過大に評価されすぎて、評価だけで読んだ読者からの
批判や不満もあるのではないかと思います。

ですが、逆にいえばキャリアが浅い中で、この 設定や構図を生みだした
才能は秀逸。巻数を重ね作者が成長していけば、正当に素晴らしい漫画
として世に残ると思います。

備考/

 

 

 



(既刊1~2巻)

 

評価:★★★☆☆(H23.5.2)

タイトル/  魔法少女まどか☆マギカ

作者/  原作:Magica Quartet  作画:ハノカゲ

内容(amazonより)/

「魔法少女になって、くれないか」鹿目まどかの前に現れた不思議な生き物キュゥべえ。そして謎の転校生・暁美ほむら。不思議な出会いが一気に重なる中で、まどかは「魔法少女」がどういう存在なのかをすこしだけ覗いてしまう。それは、まどかの運命をさらに大きく変えてしまう予感がするものだった―――。超話題のアニメを完全コミカライズ化の描き下ろしコミックス


感想/

大ヒットアニメのコミカライズ。

でもぶっちゃけアニメ版がストーリー、音楽、演出全てが揃った本当に
神がかった 完成度の作品 だったので、動きやBGMの無い漫画版に
わざわざする意味があるのだろうかって感じ。

でも、元々の話はしっかりしているので面白くない事はありません。
また公共の電波では無理なエグイ表現が出来ている面もあります。

とは言えやはり自分的にはアニメの方を先に見て頂きたいですね。



備考/

 

 

 



(全12巻)

 

評価:★★★☆☆

タイトル/  未来日記

作者/  えのすサカエ

内容/

突如、未来の出来事が書かれていく日記を与えられた者たち。
日記を所持する他の人間を探し当て抹殺し、最後のひとりになった時
どんな願いでもかなえられる神になれるという。
それぞれの願いを掛け日記を巡る戦いがはじまる。



感想/

未来を予知できる日記を持つ者同士が 戦い合うという 、根本的な
設定としては結構 ありがちなストーリー。

展開もやや強引なところがあり、それどうなんよってこともあります。

しかし、例えばある特定の人間の行動だけを 予測できる等、
それぞれの日記に独自のルールがあり、そこに
戦術、頭脳戦の余地を残した設定の作り方がうまい。

無理に引き延ばさずこの設定ならこの位の巻数がベスト。
それも評価できます。

しかしなんといってもこの作品の最大の魅力はヒロインの我彩由乃の強烈なキャラクターに尽きます。病的な程主人公に愛情を注ぐ最強のヤンデレヒロイン。比較的マイナー作品にもかかわらず此のキャラだけの知名度は抜群です。

備考/

 

 

 



(既刊1巻~27巻)

 

評価:★★★★☆(H23/4/29時点 )

タイトル/  ハンターハンター

作者/  富樫義博

内容(amazonより)/

父と同じハンターになるため、そして父に会うため、ゴンの旅が始まった。同じようにハンターになるため試験を受ける、レオリオ・クラピカ・キルアと共に、次々と難関を突破していくが…!?


感想/

すでに★5でも良い位の面白さなんですが、このまま未完になる可能性も
十分ありそうなのでこの評価で。

探検、探索、収集など様々な特殊な仕事をこなす職業「ハンター」
父親と同じ本物のハンターになるため主人公ゴンは様々な困難、試練を
経験し成長していく・・・といった内容ですが基本的にはバトル物。

ただ、この漫画の凄い所は、敵のレベルがご都合主義じゃない点。

例としてはRPGで最初の街を出たからばかりなので弱い敵しか
出てこない・・・といった強さのバランスの概念を全く無視している点です。

本気で戦ったら瞬殺されそうなムチャクチャな敵に幾度となく出会い、
時には仲間に助けられ、時には相手の歯牙にもかけて貰えず、
時には様々な機転で戦いを回避し切り抜けます。
ですが現実的には、まさにそういうもんですよね。


だからこの作品にはファンタジーと思えない程のリアリティがあるのです。

作品も有名ですがそれ以上に作者のグータラっぷりが有名。
年に10数回しか掲載せず、下書きで本誌に載せたりと無茶苦茶。

でも、それでも切られずに読者の支持を得る作品を作り上げているので
本当に 天才といって良い漫画家だと思います。

備考/

 

 

 



( 全6巻)

 

評価:★★☆☆☆

タイトル/  AKIRA

作者/  大友克洋

内容(amazonより)/

第3次世界大戦から38年、世界は新たな繁栄をむかえつつあった――。ネオ東京を舞台に繰り広げられる本格SFアクションコミックの金字塔!


感想/

誰もがどこかで名前を聞いた事のあるはずの超能力をテーマにした
SF漫画の代表格。と、同時にこれ程批評がむずい漫画は無いと思います。

凄い漫画は?と聞かれれば問答無用でベスト5に入る、
日本を代表する 革新的な漫画。

リアルな近未来の世界観と、斬新な超能力の表現演出。それを支える
個性あふれるキャラクターと緻密な描写。

十年以上前の作品ながら今見てもまったく色あせない魅力を放っています。

しかしながら面白い漫画か?と言われれば返答に窮します。
設定が緻密すぎてストーリーは非常に難解。ともすれば哲学的ですらあります。

もはや文学の域に達していてエンターテイメントとしては少し敷居が
高いと感じます。

備考/

 

 

 



(既刊1巻~14巻)

 

評価:★★★☆☆(H23/4/25時点 )

タイトル/  トリコ

作者/  島袋光年

内容(amazonより)/

世はグルメ時代! IGO直属ホテルの料理長・小松は、局長から「ガララワニ」捕獲の命を受ける!! 任務に抜擢されたのは、カリスマ“美食屋"トリコ!! 二人は最高の食材を求め、命を懸けた旅へ出発するが…!!


感想/

いまやジャンプを引っ張る看板作品。
いや確かに、マンネリな長期連載作品や、どれもどっこいの打ち切られ
そうな内容の 掲載後方作品がひしめく現在のジャンプ連載作品
の中で、唯一と言って 良い程ジャンプ的な面白さが 詰まった作品です。

まず、グルメとバトルを組み合わせた発想がすごい。

「食材」となる様々な猛獣との壮絶な戦い。
バトルが終わった後の美味しそうな食事の描写。
この二つの魅力でグイグイ漫画の中に引き込まれます。

子供の頃考えたような、様々な夢が詰まった世界観とそ世界観を
支える凝った設定。

王道の少年漫画です。

ただ、絵は決してうまいとは言えない部類なのでそこは好みが分かれるかも。

 

備考/

 

 

 



(既刊1巻~20巻)

 

評価:★★★★☆(H23/4/25時点 )

タイトル/  嘘喰い

作者/  迫稔雄

内容(amazonより)/

遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?


感想/

自分的に今一番面白い漫画の一つ。

主人公である最強のギャンブラー斑目漠が、日本を影で牛耳るあらゆる
賭けごとを 取り仕切る闇の組織、賭郎と交錯しながら、様々な命懸けの
ゲームに挑んでいく といった内容。

心理戦、格闘戦、そして様々なイカサマと、それ撃破する頭脳戦。

この漫画には語りつくせない魅力が無数にあります。
そしてその魅力を最高に引き立てる作者の演出が素晴らしい!

登場人物の台詞、回想、行動を巧みに見せ、意図的に読者をミスリードして
真相を暴露する際、深い驚きを与えています。

5巻のババ抜きゲームのクライマックスのワンシーンは本当に
眼を見張り、息を飲む 圧巻の演出。これだけでも一見の価値在りです。

 

備考/

 

 

 



(文庫全3巻)

 

評価:★★★☆☆

タイトル/  ゴクウ

作者/  寺沢武一

内容/

すべてのものがコンピューターにリンクされた近未来。
何者かに「神の目」を与えられた探偵ゴクウ。
生来の超人的な体術と与えられた神の力で街に巣食う闇と対峙していく。



感想/

この記事書くまでテラザワタケイチだと思ってた・・・・ブイチだったとは・・・・。

いまでは結構あるような設定、だが私が小学校にも入って無い時代にこれを描いたのはすごい。しかし面白いけどコブラの焼き直しって感じだな・・・・。

圧倒的に強いニヒルな主人公探偵が、地球上のあらゆるコンピューターを操る事が出来る義眼を何者かに与えられる。その力を軸に舞い込む依頼、巻き込まれる事件を解決していく・・・。

物語は良く出来てるけど、終わりがあっさりなのはいつもの寺沢漫画。
最終回ですら淡々と終了し、まったくリズムが変わらない。
この話の構成は正直人を選ぶ気がします。
また、誰が何の目的でゴクウに眼を与えたかなども全くの投げっぱなし。
ここらへんも寺沢先生って感じです。

ちなみにあと三年でこの漫画の舞台の年です。
誰か神の目くれないかな~。

 

備考/

 

 

 



(既刊1巻~)

 

評価:★★★★☆(H23.4.13時点)

タイトル/  ドリフターズ

作者/  平野耕太

内容/

関ヶ原の合戦。薩摩の武士、島津豊久はそこで死んだはずだった。
しかし彼が辿り着いた場所は天国でも地獄でも無い、亜人の住む
異世界。豊久の目の前に次々と現れる歴史上の英雄。その世界で
巻き起こる戦いに豊久は史上の英雄とともに身を投じていく・・・。



感想/

ヒラコーのフェイトとか言われている作品。確かにうまい例えだと思う。

フェイトを一応解説すると、PCゲームで異例のメガヒットを飛ばした
ノベルゲーム。神話上の英雄・聖人が一同に会し聖杯を巡り
戦いを繰り広げるというもの。

作品はまだ序盤ですが、そんな感じの展開になる事は9分9厘
間違いないでしょう。
個人的には、私が史上最高の軍人と思うハンニバルの活躍が楽しみです。

演出、台詞廻しの天才、平野耕太先生による歴史上の英雄による
アクション物。今後の展開が楽しみすぎます。

 

備考/

 

 

 



(全19巻)

 

評価:★★★★☆(H23.4.11時点)

タイトル/  ホーリーランド

作者/  森恒二

内容(1巻裏書きより)/ 神代ユウは高校生だが、学校にも家庭にも身の
置き場が無く、自分の存在を確認できずにいた。
ユウはあるきっかけで、ボクシングのワンツーを覚え夜の下北沢でヤンキー狩りををする。ヤンキー狩りといっても能動的なものではなくヤンキーらにからまれ自分を守るためだったが、結果「下北ヤンキー狩りボクサー」の名を付けられて
しまう。
自分の居場所(ホーリーランド)を探して夜の街にいたユウだが、目的とは裏腹に
事件はエスカレート、ついにはヤンキー達に差し向けられた柔道部の男と
タイマンをはる事になってしまう。
自分の存在をかけたユウの戦いがはじまる!



感想/

格闘漫画は数多くありますが、ストリートでのリアルファイトをテーマに
ここまで突き詰めた作品は例がない。

いじめられっ子でひきこもりだった主人公神代ユウは、書店で見つけたボクシングの本を読み、無心になるためにパンチの練習を繰り返します。

独学でボクシングの技術を身につけたユウは、自分の居場所を見つけるため
夜の街で喧嘩を繰り返し次第にその隠された格闘の才能が開花していき・・・。

と、このように書くと割とありがちな内容に感じますが。
ストリートファイトにおける格闘理論が他の漫画と比べ圧倒的に詳細に
考察されています。

その緻密な理論のバックボーンにより描かれた格闘描写は 圧倒的な説得力
をもった迫力で実際の格闘技の試合を見ているような緊張感が伝わってきます。

アクションや格闘技が好きな人にはお勧めb

 

備考/

 

 

 



(既刊1巻~3巻)

 

評価:★★☆☆☆(H23.4.7時点)

タイトル/  シュトヘル

作者/ 伊藤悠

内容(amazonより)/

13世紀初頭。史上最強のモンゴル軍に「悪霊」と恐れられた女戦士がいた。
戦士の名はシュトヘル。彼女と、一族を敵に回したモンゴルの皇子の壮大な
物語。


感想/

皇国の守護者の伊藤悠が、満を持して放つモンゴル帝国を舞台にした
戦記物。

3巻出てるとはいえ、ストーリー的にはまだ全然序盤って感じで
現段階の評価は 無茶苦茶 難しい。ただ既刊の内容で無作為に
10人位に読んでもらったとしたら 恐らく評価平均はこの位かと・・・・

私としては、まだテーマ、展開が見えないので何とも言えません。

また、しばらくして追記します。

備考/

 

 

 



(全5巻)

 

評価:★★★★☆

タイトル/  皇国の守護者

作者/ 原作/佐藤大輔  漫画/伊藤悠

内容(amazonより)/

長らく太平を謳歌していた島国<皇国>、その最北端・北領に突如、超大国<帝国>の艦隊が押し寄せる。<帝国>が誇る戦姫・ユーリアの指揮する精鋭部隊の前に、為す術なく潰走する<皇国>軍。剣牙虎の千早とともに、圧倒的軍勢に立ち向かう兵站将校・新城直衛中尉は、蹂躙されゆく祖国を救えるのか…!? 佐藤大輔・原作の同名小説を、俊英・伊藤悠が苛烈に描く戦記浪漫!

感想/

原作者とトラブッたらしく打ち切り同然の終わり方をした曰くつきの作品。
だが、面白い。

ファンタジーですが世界観は明治位の島国日本(皇国)が
大国ロシア(帝国)に 侵略を受けるようなイメージです。
圧倒的な戦力の差を前に主人公新城直衛が様々な戦術を駆使し
帝国の侵略に 立ち塞がります。

絵は人を選ぶとおもいますが、原作の緊張感や雰囲気。キャラクターの心情をとても うまくビジュアル化していると思います。

打ち切りと言っても、まぁ一段落はしているので作品としては完成されて
います。

ただ、面白かっただけに、原作を読んだ人間としては誠に残念。
なんせ、これからどんどん面白くなっていく展開のほんの手前で
終わってるからです。
原作の6巻位までやってくれたら★5あげたかもしれません。


漫画が好みだった方は原作もお勧めです。
ただこれも微妙に途中で止まったまんまなんだよな~・・・・。


備考/

 

 

 

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